新春 天草弾丸帰省の巻

あけましてもう1ヶ月が経過してしまいましたが、今年もよろしくお願いします。
2022年の初稿は遠くに行きたいみなさんに捧ぐ、ほぼほぼ九州は西の端に位置する故郷への帰省旅。

これまで沖縄含めて帰省は旅にカウントしてこなかったけど、コロナ禍においては貴重な脱出事由。ネタ切れでありながらネタ切れではない風の旅気分で書きます。
さて、天草に行くには空路、陸路、海路とお好みで3通りあるのだけど、天下のせっかちとしては福岡空港からミニマムな乗り継ぎ時間であっという間に着いちゃう飛行機が決まりのコース。

このみぞかちゃんと名付けられたプロペラ機の出現は、天草にとって21世紀最大の革命と呼んでいいのではと個人的に思っている。だって、陸路3時間かかる熊本空港から25分ですぜ。ふるさと納税の使い道はいつもみぞかちゃんに大ベット。
ちなみに、みぞか、とはかわいいと言う意味。機体は天草に大量に生息している、イルカがモチーフ。
そんなわけで、朝6:30の羽田発の飛行機で9時台には実家に到着。
ぐうたらの極みの幕開け。
豊かな有明海様様につき、天草は魚が本当に美味しい。
肉が嫌いなわたしだども、天草に生まれてさらに祖父が鯛釣り名人じゃなければ、魚さえ嫌いだったかもしれない。けどもありがたや、海の幸にかけては肥えた舌に育ったわけで。

正月ともなれば大きな魚が持ち込まれて、両親により美しいお刺身さまになるのです。
これは鰤だったっけ。
舌だけではさかなくんにはなれない哀しき忘却の脳みそ。
飛行機で朝ごはん食べた事はなかった事にして再びしこたま食べたら歩いてお墓参りに。
三浦半島のキャベツ畑に匹敵する美しい畑。
日本の田舎は綺麗だなと年々思う。
歳ですか。
いや、事実に気づいただけです。
帰ってまた昼ごはんを食べて箱根なんかみて文字通りゴロゴロしてたらあっという間に夕方に。

島と一口に言っても実家があるのは山側。
陽が沈む前に海側にある母の実家へ正月の挨拶へゆく。
天草が生んだスーパークリエイター、小山薫堂さんがディレクションした映画にも出ていたイルカセンターはもう閉まってた。

イルカの群れは天草と対岸の長崎島原からも見られる。
靄の向こうは島原。
雲仙が噴火した時にはすごい煙が見えたものだ。
生きてる船も滅びた舟も景色にあるのが港の暮らし。小さい時から細胞が覚えてるような景色。

ちなみに最近イケイケの天草ソナールビールさんもわりと近く。海を見ながら作ってるんだろな。
母の実家でもまた食べる。

天草の正月には必ず出てくる、なまこ。
海鼠って書くくらいだからほんとに食べていいのかね、と思うけども。
けども美味。
橙とか柑橘をしぼって、九州と言えばもちのろんで甘い醤油でいただく。
そしてカステラ。
これもマストアイテム。熊本というより長崎と同じ食文化圏なんだな。

天草は陶石の一大産地だから陶器の窯元もたくさんある。
カステラの皿もきれいな白だな。
そして通称ばくだん。
通称てか本名もばくだんだと思うんだけど、かまばこでできた和製スコッチエッグと解釈している。
たまにちゃんぽんに入ってる時もある。
これも佐世保市のふるさと納税カタログに載ってたから長崎と同じなんだろう。
今回の帰省は36時間ほど。

食べてはゴロゴロしながら韓流ドラマを観てという時間を繰り返してたらあっという間に1泊過ぎてしまった。

熊本県に組織されながらも長崎と歴史や文化を共有する不思議なアイデンティティの島。

深い海を見て、美味しい魚食べて酒飲んで、脳みそを溶かすには最高の場所、天草。
煮詰まったらまた会いに行くよ、みぞかちゃんに乗って。


おしまい。

The Weekend Traveler

時間がなくて旅に出たいけど出られないという人たちにおくる、週末中心の旅行記。個人的な旅の備忘録なので旅行サイトとしては役立たずかも。非日常の音や匂いや光を感じたい方はどうぞ。

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