ざっくり淡水日帰り旅

春節休暇の最終日。
学校開始まで数日…

再び訪れる闘いの日々を前にしつこく遊ぶ私たち。今回は台北市内からMRTで気軽に行ける淡水へ遠足。
淡水はその昔から台湾の海の入り口として貿易や人が行き来していた町。今は気軽に行けるカジュアル観光地として台北や近隣の市民に親しまれている。
淡水駅から20分くらいバスに揺られて淡水無極天元宮に着く。ここが今日の目的地だけど、今回はメンバーに台湾人がいなくてこれがなんなのかよく分かっていない。
まぁ、いいや、感じましょう、雰囲気を!
仏教の寺院だって事でお寺のおじさんおばさんに教えられながらお参りする。
自分の宗教都合でお参りしない子もいたけど、別に誰も特別なリアクションしなくてとても自由。お好きなようにって感じ。
この仏舎利塔みたいなのにも神様がいらっしゃるって事で気合い入れて登ることに。
そう、我らは大学生なので、何はなくともとりあえずグループ写真を撮りたい人種。
映える写真の裏側にはこんな努力が。
さて、一つ目の階層の神様。
中国語ですらあまり説明がないのでどなたか存じ上げないがとりあえずお祈りする。
最初の階層からの眺め。
既に気持ちいい高さ。
台湾の観光は天気がいいと更に楽しいけど、夏場は暑くて外に長くいられないからベストな季節。
その上の階層の神様。ちょっと関羽ぽいけど実際はわからず。
でもとりあえず祈る。
この屋根の色合いとか、東アジアの色味がとにかく好きなわたし。
どんどん見晴らしが良くなる。
次の階層。
何故かだんだん神様が白くなってくる。
大理石みたいな石でできていて、徳が高いと材料も良くなるのかしらなんて勝手なことを考えながらとりあえず手を合わせる。
ディズニーの城みたいな外壁から覗く淡水の町並み。
台湾は緑が多くてきれいな上に淡水は海もあるからとても気持ちいい。
遂にラスボス登場!
全員まっしろ!
そうか、極みは白とゴールドなんだ。。
てっぺん階層から見下ろす山側の淡水。
ここもこのお寺の敷地内でどんだけ広いんだと感嘆。
更に上にお祈りどころがあるってことで、写真じゃ表現が難しいけど、体感斜面45度くらいの坂を登る。もはや参拝がスタンプラリーみたいになってきてる一行。
沖縄と同じ種類の桜が咲いていたよう。
花見って書いたポスターも貼ってあったけど、もう葉桜。日本ぽい提灯が雰囲気出してるけど、桜の季節に日本はこんな強い日差しにはならない。。
これでもかってくらい神様に手を合わせて主に次の学期を生き延びれますようとお願いしてきた。たのみますぜ、神様がた。
そして淡水の駅に戻って古い地区を散策。
春節休暇最終日で天気が良いとあってものすごい人出。
キティちゃんもウルトラマンもピカチュウもスパイダーマンも共存する自由の国、台湾。
暑すぎて冷たいものを食べることに。
1メートルのソフトクリームかかわいいかき氷か迷った末にこちら。
練乳みたいなのが付いてたんだけど、甘さが足りない!とおかわり練乳しにいくタイ人。日本だったら絶対追加料金とられるけどここは台湾。おかわりに成功した満足な甘さに。
海に面した淡水から河川になって水路が台北市内まで到達する。この水辺が海産物をもたらしたり米やら重いものを運ぶ助けになったりしたそう。
ここから更に丘の上の私立のキリスト教系大学を歩き回ったり、昔の税関とかを見に行く。
この時点で2万歩くらい歩いていて、そんなにいい写真がない…
最後は旧イギリス領事館を観に行く。
内装もとてもきれいに管理されていて今も住めそうに素敵な間取り。
これは見張り台。
ここも良い眺めだったんだけど、人が多すぎてゆっくりできず今回はここまで。
天気が良くて2月でも半袖日和の台湾。
学生と言っても社会人なのでみんな日頃の運動不足と春節で食い溜めた体をちょっとだけ恨めしく思いながら、歩いて歩いてたまにかわいいもの食べてまた歩いて。

歩きながら自分たちの宗教とか習慣とか文化とかも話す。
色んな人種に紛れて暮らす中では、いつもうすーく気遣いがお互いにあって、そのおかげで平和な関係が成り立っているところがあるように思う。台湾は社会の雰囲気としてその気遣いが優しい範囲に留まってストレスにならない感じがある。

どんな国の人が訪れても嫌な気持ちにならないようなフラットな案内と運用には学ぶとこが多い。
足は棒になったけど、休暇のよい締め旅行でした。

おしまい。

The Weekend Traveler

時間がなくて旅に出たいけど出られないという人たちにおくる、週末中心の旅行記。個人的な旅の備忘録なので旅行サイトとしては役立たずかも。非日常の音や匂いや光を感じたい方はどうぞ。

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