台北に引越した件。

さらば、新北市、よろしく、台北市。

というわけで、先週の中秋節連休に地味に電車でスーツケース3往復で新居に引っ越してきた。あばよ、Airbnbの日々。
引っ越した先は中山という、台北のど真ん中。意図したわけじゃないけど、なぜかいつも賑やかな場所に居する傾向に。
日本を離れるにあたって皆々様からいただいたものやら食べ物やらもようやく解放できる。
今までの仮暮らしはキッチンもテーブルもなかったからほとんどがスーツケースの中で出番を待っていたわけで。
台湾の家は大体家具家電付きだからとても助かる。とはいえ、箸の一本から買い出しが必要。
電車に乗って近くのショッピングモールで集中買い出し。
これは途中にあった台北スタジアム。新しいエリアにある真新しいスタジアム。日本のスター達はここでライブとかするんだな、きっと。
無印とIKEAとニトリが同居するありがたきモールで買い出し。もちろん割高なんだけど、あちこち回らずにクオリティが担保された商品が手に入るので結果としてコスパ良しということになる。
台湾の無印は台湾メイドの商品を作ってるみたい。ふむふむ。
ビールも作ってるようだ。
度々見かけるけど、クラフトビールは常温で陳列されると、なんだか魅力が半減する。冷えてておくれ。
翌日は台北の秋葉原と呼ばれる街へ、電化製品を買いに。日本から持ってきた高額家電たちが電圧の違いで吹っ飛びそうだったので、変圧器を買いたかったけど、電気街でようやく見つけたのが発電機みたいな巨大な変圧器だったので断念。

結果、買い直した家電も含め、雨の中、くたくたで帰宅。
台湾ではショッピングサイトを利用する人が多いけど、台湾のクレカじゃないと支払いができなかったり中国語が分からなかったりで難易度が高すぎるので、原点的な引越しスタイル。
台風が近づいていたせいか、土砂降りの雨。街角には甘いお菓子屋さん。
桃が入ってる事はなくてカステラ焼きみたいなやつだった。
そんなこんなで、我が家に炊飯器やら鍋が揃った。めちゃめちゃ写真に影落ちてる…

外国で炊飯器なんて買おうと思った事もなかったけど、料理できる人と暮らしていると当たり前に必要なようで。
ありがとう、山善さん。デザインとコストのバランスが最高です。
最寄りの中山駅は2つの主要線が乗り入れる大きな駅。これは駅前。
近くにはローカルな市場もある。
一階が市場、2階が警察、3階少年補導センター、4階図書館、5階以上はまた警察と訓練所というカオスな建物。
散歩してたら見つけた床屋の看板ペイント。
カッコイイのKAだけ切り取る面白発想。300台湾ドルでカッコよくなれるなんてこれまたコスパ良いではないか。
新北市の唯一の心残りがあのシニアのワンダーランド、仁愛公園だったのだけど、台北の公園にもやはり早朝シニアコミュニティが存在して安堵。
台湾にやってきて一ヶ月。
どこでも生きていけると思っていたわたしでも、蜘蛛やら蟻やらと共存する暮らしにはストレスだったようで、新しいシャワーヘッドの柔らかい水圧やら、風が通る窓やらに感動の引越し。

日本の安全で快適で清潔な暮らしは日本以外ではほとんど同じお値段では叶わない。引越し業者は元より、タクシーを捕まえたり郵便を送ったり受け取ったりも言葉ができない異国人にとっては難易度が高すぎる。

異国に暮らすとはって分かってはいたけど、しみじみ実感。
このありがたみと小さな感動も、それが日常になると忘れてしまうかもしれないから、ここに記録しておく。

街で見つけた面白いことはまた今度。

台北暮らしの始まり。

The Weekend Traveler

時間がなくて旅に出たいけど出られないという人たちにおくる、週末中心の旅行記。個人的な旅の備忘録なので旅行サイトとしては役立たずかも。非日常の音や匂いや光を感じたい方はどうぞ。

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