タイ・Bang Saen まったりまんぷく半日旅
通算4度目のタイ、初日の午後。
ウィークエンドマーケットで友達に回収された後、時速150kmオーバーでかっ飛ばして海辺の町へやってきた。Bang Saenと書いて「バンセン」と発音するんだと。
バンコクといい、バンセンといい、「Bang」ってどういう意味?とタイ人の友達に聞いたら「知らん」とあっさり。「バン」は調べたら「水辺の村、集落」っていう意味らしい。
そんなバンセンはバンコク市内から日帰りで行ける海辺の町として週末は大人気。
この通り、ビーチ沿いは道路も車で埋め尽くされている。
ビーチ沿いはパラソルで埋め尽くされていて海水浴の人とかパラグライダーみたいなので飛んでる人とか楽しみ方は様々。
タイヤみたいな浮き輪レンタルのおじさんは裸足。夕方近くなってもまだまだ暑いのに、足裏の皮はどうなってんだ。
このぎゅうぎゅうのビーチサイドのどこに着地できるのかわかんないけど、気持ちよさそう。
さて、高速で2時間近く運転してきた友達もお疲れだし、なんたって外は暑いので休憩しよう、ということで最近オープンしたというカフェへ。
バンセンは神奈川でいうとこの七里ガ浜的にオシャレなカフェや健康志向のレストランが最近どんどんオープンして、感度の高い若者に人気なエリアだそう。
ここは中目黒ですかっていうおっしゃれーな店内。
携帯大好きタイの若者はみんな下向いたままだけども。
未だにこの氷は食べたらやばいだろ、という露店もある中、このきれいな氷!
マンゴースムージーもおしゃれだしおいしいし、どうなってんだ、タイランド。
おしゃれトムヤムクンや名前は忘れたけど米粉の麺類とかいろいろ食べてみる。
朝から汗だくで食べた露店のパッタイと同じカテゴリーの料理と思えないほど洗練されている。
このオシャレカフェは日本のカフェと同じくらいの値段で、タイの物価を考えると結構高いのだけども、店内は若者でほぼ満席。タイの若い世代はこんなに可処分所得が増えたのかとかなり驚いた。
腹ごしらえがすんだら海沿いを少し散歩して、でもいかんせん暑いので夕涼みの場所まで移動しよう、と今度はないとマーケットへ。
4月のタイは一年で一番暑いから水かけ祭りがあるくらい暑い。
朝から市場に繰り出すのなんてわたしみたいな観光客で、地元の人は日が落ちてからマーケットを楽しむ。
何の広場か知らないけど、水辺の休憩所。
こんな風にまったり日が暮れるのを眺めていられるなんて、贅沢な夕暮れ。
この日の夕食はナイトマーケットで食べたいものを色々と食べることになった。
さすが超ローカルマーケットだからバンコク市内の露店より安くて量も多い。
揚げたかまぼこみたいなやつ。タイスキにもよくトッピングで入れたりしてるけど、海辺によくある加工品なのかな。とてもおいしい。
そんなにお腹空いてないはずなのに、匂いと音が食欲を刺激する。
今回、ドリアンに挑戦。ちゃんと食べたことなかったので新鮮。
もっさりこってりした甘みでなかなか気持ち悪い食感なんだけど、他のどのフルーツとも違うその感じが王様と呼ばれる所以か、と納得。
この1パックを4人がかりで食べてもうだいぶお腹いっぱいに。王様はだいぶ腹持ちいい。
前回バンコクに来た時のパチもんの消滅っぷりに、版権ビジネスに刈り取られたと思っていた愛くるしいニセモノたちがまだ生きていた。
絶妙に完成度高いピカチュウも雑に子どもに引っ張られてる。
ニセモノだろうがホンモノだろうが、キャラクターの使命は子どもたちを笑顔にすることだろうから、こういうとこでは細かいこと言わず野放しにしておいてほしい。
こんなところでたい焼きに遭遇。
日本からこんな食文化が持ち帰られているなんて驚き。
ナイトマーケットは食べ物だけじゃなく、洋服とか日用品とかの露店もたくさん出ていて値段もバンコクの市場より安くてとっても楽しかった。タイ人の友たちも色々とお買い物していて楽しそうだった。
締めは友人が大学時代よく通ったという近くのパブで乾杯ビール。
東南アジア特有のビールに氷入れるやつもこの暑さの中だともはや必然。
なんやかんやでほとんど毎年タイに来ているけど、毎回新しい発見がある。
いつもエネルギッシュで進化し続けるバンコクだけじゃなく、こうやって郊外エリアも新しく開発されたり整備されたり発展の波が広がっているのを感じる。
その昔は露店の食べ物や飲み物の氷もお腹を壊す元凶として日本人観光客はひるんでいただろうに(今でもかもしれないけど)、衛生環境も徐々に改善されてだいぶ安心して食を楽しめるようにもなった。
携帯やSNSに捕らわれた若者たちやら過熱する教育熱やら、もちろんタイの社会にも新しい課題がたくさんあるんだろうけど、現地の友達と話すとわたしら世代の「親の代ではできなかったことを自分たちが叶えるんだ」っていう上昇志向にはこの国の未来の明るさを感じて、ちょっとうらやましくなる。
そしてこのくそ暑い中でもよく食べよく遊ぶタイの人たちが放つエネルギーにいつも元気をもらって体力的にはものすごく消耗するけど、気分はとても充たされる。
また夜道を150km超えでぶっ飛ばしてバンコクに戻り、長い一日が終わった。
翌日からの離島の旅へ続く。
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