台湾のアツい食の話。

きっと食の話はたくさんありそうだから分割して記録する。
台湾と言えば美味しいものパラダイスでおなじみの大衆美食大国。賃貸物件の多くはキッチンが付いていなくて、あっても一口コンロのミニキッチンという造りは至って一般的なくらい外食が当たり前。
前に上海に暮らしていた先輩を訪ねた時、食事の提供について、中国では早いが正義、と聞いていて何だか腑に落ちた記憶があったのだけど、これは中華圏共通なのか、はたまた料理はアツアツが勝ちなのか、台湾でもびっくりする速さで食事が出てくる時がある。
到着した日に市場で食べた炒飯。地元のお客さんで賑わっていて、閉店間際に滑り込んだんだけど、そのせいか、デフォルトなのかすごいスピードで炒飯がやってきた。

とっても美味しい。

そしてとっても熱い。

コロナ禍を経て色んなものが使い捨てになったみたいでこのレンゲもプラスチックの使い捨て。もう一品頼んでたスープがこれまた地獄の池ってこんな温度ですかくらい熱い。
一口目の塩梅をミスってレンゲ一杯吸い込んでしまって、完全にみぞおちまでスープ惨事。美味しかった記憶と同時に軽いやけどを翌日まで引っ張る羽目に。
これは今のところ近所で一番美味しかったスープ屋さんの何らかの海鮮麺。野菜たっぷり生姜もたっぷりでとっても美味しかったんだけど、これまた激熱。野菜を齧りながら麺に辿り着くタイミングを探る。
こちらはおやつ時間に小腹が空いて食べた意麺。とてもシンプルながら天然のコンソメみたいな味でとても美味しい。どうやらカップヌードルの素になった麺らしい。類に漏れずこれもめちゃくちゃ熱い。
しかし学習と慣れで動揺しなくなってきた。
こちらは学校の屋外食堂みたいなところの酸辣麺。肉が入ってるかは分からないけど、横浜中華街から来たんです!この料理は知ってます!と、自身を持ってオーダーしたんだけど、なんか違った。違ったけど美味しい。
そして熱い。
豚の血の豆腐みたいのがたぶん乗ってて一瞬怯んだけど熱くてよく味が分からない間に食べ尽くした。
そして今朝のコーヒー。
これも熱々だったらカップに取っ手もないし、並々に程があるしだいぶ詰む。

と思ったらこれは適温!

ありがとう、朝食屋のおばさん!コーヒーは熱いが正義の対象ではないんですね!

というわけで、大半が日本の1.5倍アツアツで日本の1.5倍の速度で提供されるせっかちにはありがたさとやけどトラップが隣り合わせの台湾の大衆外食現場。

まだまだ食の発見はつづく。

The Weekend Traveler

時間がなくて旅に出たいけど出られないという人たちにおくる、週末中心の旅行記。個人的な旅の備忘録なので旅行サイトとしては役立たずかも。非日常の音や匂いや光を感じたい方はどうぞ。

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